飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

「自己肯定感」が無ければ、今の自分を「肯定」してみよう。

おはようございます。ブーです!


香港は朝からスモッグがかってモヤモヤ。せめてブルーな月曜日くらいスカッと晴れてくれたらいいのになあと思う。でも本当は雲の上は常に晴れてる。

時々雲の隙間から太陽がチラっとでてきて太陽の存在を思い出す。そうだった、太陽はいつもそこにあるんだ。

「You’re absolutely perfect!」


ヨガでは、大抵クラスの前に短い瞑想をする。急ぎ足でスタジオに着き、着替えて滑り込みセーフでマットに飛び乗る場合は特にこの瞑想タイムがありがたい。ゆっくりと呼吸を整えると心拍も、気持ちも落ち着く。呼吸を深めていく事によって、心や身体に新しいものをとりこむスペースができてくる。

ある日のクラス。瞑想中に先生が私たち生徒に向かってこんな事を言った。「あなたは既に全部持ってる。足りないものなんてない。何モノかになろうとしなくていい。あなたはもうそのままで完璧だから。」と。


言葉がグサーっと刺さった。
そして、ぶわあっときた。


私たちは毎日、何かに追われているように生きている。あれをしなくちゃ、これをしなくちゃとスケジュールに追われている。あんな風に成功したい、こんな自分になりたい、自分にはこれが足りない、認められたい…と自分をプッシュする。


でも、先生に言われて気づいた。目標に向かって自分を奮い立たせるのは良いことだけど、今の自分を認めなかったり、ダメだと否定することは違うんだと。

自分はこの複雑な世の中でよく頑張って生きてる。それだけでも十分すごいことだ。もっと自分を褒めてあげるべきなんだと。


「自己肯定感」という言葉がすでにツライ


何モノかになる必要なんてない、今の自分はすでに完璧で素晴らしいんだ。それに気づけたらもう少し楽になるんだけれど…うつになりがちな真面目人間にとってはそれがなかなか難しい。

それを「自己肯定感」って呼ぶんだろうけど、わたしはこの言葉があまり好きではない。

なぜなら私自身うつ病をわずらった時、藁をもつかむ気持ちで自己肯定感関係の本を読んだが、読めば読むほど、幼い時に自己肯定感がつちかわれなかった事が致命的にマズく、今自己肯定感が低い自分が、まるでダメと言われているような気になってしまい、ますます落ち込んだ経験があるからだ。もちろん本には"あなたはダメ"なんて書いてない。でも真面目な人間にはそう読めるのだ。そんな風に感じてる人は、きっと私の他にもいるはずだ。


「自己肯定感」を持ってないとダメなの?


でも自己肯定感が低いからといって嘆くことはない。冒頭のヨガの先生のように「あなたはもう頑張らなくていい。そのままで完璧だよ。」という、気持ちのこもった力強い一言だけでも、自分の頭の中の負のスパイラルから抜け出すことができるからだ。

しかし、自分がつらい時にタイミングよく「あなたは完璧で素晴らしい」と言ってくれる人が果たしているだろうか?…いるわけがない。家族だってなかなか気づかないものだ。励まして欲しいタイミングなんて、自分にしかわからない。だから「自分はこのままで十分素晴らしい。」と自分で自分をその都度その都度、励まし、讃えていけばいいのだ。


自分を肯定する「セルフハグ」のすすめ。


「はあ、もう自分はダメだ」と思った時。自分で自分を両手でギュッと抱きしめたら、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。深呼吸を繰り返す。自分の肺が息を吸って膨らんで、吐いて小さくなるのを感じよう。そっと、トントンと手で肩を叩いてもいい。
小さい時お母さんがやってくれたように。お父さんでも、きょうだいでも、お婆ちゃんでも。誰かに守られて安心した記憶をたどって。ハグされて安心感を感じない人はいないはず。だって誰でもお母さんのお腹にいた時は、ギュッと守られていたのだから。そして「ダメじゃない、よくやってるよ、えらいよ、大丈夫だよ、ゆっくりいこう…」自分が欲しい言葉をどんどん自分に対して言う。(※ハグがやりにくかったら胸にそっと両手を添えるだけでもOK!)

そうして、安心感や、安堵感を十分味わっていくうちに、なんだか希望が湧いてくる。大丈夫かも、と思えてくる。そう、それが自己肯定感の代わり!

そうして、また、自分の人生をさらに彩る挑戦や目標に向かってまた一歩を踏み出していけばいい。


インスタント「自己肯定感」を繰り返す


いつでも自分は自分の一番の味方。そう考えることができたら、たとえ「自己肯定感」がなくても、先程のセルフハグをすれば「インスタント自己肯定感」を感じていける。常にやり続けていけば、脳に「良い癖」がついて、必要以上に自分を卑下したり悲観することもなくなるかもしれない。結局それが「自己肯定感」を育てることに繋がるのだ。


誰もがそれぞれ持っている唯一無二の良さや無限の可能性が、暗雲立ち込め、全く見えなくなる時もある。でも、どんなに隠れちゃっても、それは常に自分の中にちゃんとある。太陽が雲に覆われていても、雲の上にちゃんと存在するように。


そこに向かって、大丈夫、大丈夫ってね。


ほら、大丈夫だ!



今週もそれぞれの場所で
それぞれのいい毎日を
健やかに過ごしていけたらいいですね。






【シャワーヨガ①】たった3分!「鷲のポーズ」で肩スッキリ!

こんばんは。ブーです。今日もまた香港は寒いですね。今日はちょっとまじめにヨガの事書きますね。

「朝から晩まで、忙しい」本当はそんな人こそ、ヨガをやった方がいいんです。きっと体も心もカチコチなはずだから…

私は産後、ヨガスタジオに通うまとまった時間がありませんでした。スタジオまでの往復やクラスの時間を合わせたら3時間は必要だったので、授乳期はスタジオには行けませんでした。家でヨガをやろうとしても、リビングルームには子どものおもちゃや洗濯物が山積みで、とてもじゃないけどマットを敷く…というかヨガをやる気分にすらなれませんでした。家族が寝静まった朝イチに、マットを広げて太陽礼拝をやろうとしても、ベッドにママがいない事を察知した娘が泣いて起きてきました。また私も「ヨガはスタジオでやるものだ」という変なこだわりがあり、当時は生活の中にヨガを染み込ませることができませんでした。

子どもが2人とも小学校にあがり

いよいよ2019年の4月に下の娘も小学生になり、娘たち2人とも、夕方4時に帰宅するようになって私のスタジオ通いも、下の娘が半日保育だった幼稚園の頃と比べ断然増えました。今まで月に7〜10回くらいスタジオに行ってたのが、この半年間は月20回くらい行けるようになりました。体重も健康的に落ち、身体の中から力が湧いてくるような気持ちになってきました。

それでも、やっぱり毎日通う事は難しい

当たり前ですが…主婦なので、炊事も、掃除も、洗濯も、買い出しも、子どもの宿題やピックアップも毎朝5時起きの弁当作りも…色々あってとにかく忙しい。
それ以外にも、友人とランチを楽しんだり、自分や家族が体調崩して病院に行ったり、ボランティアや懇談会などで学校に行ったり、子どもを習い事に連れて行ったりと、とにかく仙人みたいにヨガだけをやれる状況ではありません。

予定していたのに、体調不良や急な用事でスタジオに行けず、ふと「はあ、今日もヨガに行けなかった」と後悔することもしばしば。スタジオでみっちり1時間先生に指導され、汗をかかなければヨガじゃない、と、まだどこかで思ってたんですね。

ある日、シャワーを浴びながらたまたま…

子どもたちが帰ってきたら、私はママです。自分の事はほとんどできません。喧嘩の仲裁(最近放置だけど)、勉強を教えてー、お腹すいたご飯なにー、からのお風呂の補佐、時間通りに寝るように誘導…はあ、これがまた思うようにいきません。プライベートな時間と言ったら、トイレかシャワーくらいです。

ある日あまりに肩が凝っていたので朝のシャワー中にガルダーサナの腕だけのポーズをして、熱いシャワーを肩甲骨の開いた部分に当てました。するとどうでしょう。シャワーから上がった後の、肩の軽さときたら!マットや道具や時間がなくたってヨガできるんだ…これもヨガだ!って、つい笑ってしまいました。それがシャワーヨガのはじまりです。



【ガルダーサナ・鷲のポーズ】
効果 : 肩甲骨を左右に開き、血流を促す。背中のストレッチにも。

①まず息をゆっくり吸って吐きながら、腕を絡ませます。(どちらの手が上下でも構いません)

②息を吐きながら肩をゆっくり下に落としたら、吸いながら指先を上にあげていきます。

③②の形をキープしたまま指先を前方向に傾けます。(背中を丸めるイメージで)その時肩甲骨周りにシャワーが当たるようにします。おー気持ちいい!

④③の形をキープしたまま、ゆっくり呼吸します。吸う息4秒、吐く息5秒(3:4でもOK。吐く息の方を長く)吸って吐いてで1セットx3

⑤腕をほどいて、さっきと反対に腕を重ねて①〜④

⑥鷹のポーズが終わったら、今度は肩甲骨周りを下の絵のように閉めていきます。手が届かなければタオル(体洗い用手ぬぐい等)を使うといいです。


注意 :
・滑りやすいので、片足立ちの鷲のポーズ(完成形)はやめましょう。下に滑り止めマットを敷くのをお勧めします。
・ポーズ後、下から上に起き上がる時には十分注意してください。急いで顔をあげると立ちくらみする恐れがあります。ゆっくり顔をあげてください。
・お湯の温度に気をつけてください。火傷しないように気をつけてください。


朝シャワーを浴び清める行為は「シャウチャ」です

ヨガの八支則の教えの中にNiyama(すすんで実践すべきこと)がありその中の一つに「シャウチャ(清浄)」があります。清潔で純粋な状態に保つということです。お風呂に入ったり、清潔な衣服を身につけたり、部屋を掃除していつも清潔な状態に保つことは大切です。私のヨガの師匠も朝シャワーを浴びて、ヨガスタジオに来るとおっしゃってました。


是非明日のシャワーの際にガルダーサナを取り入れてみてください。これからも「シャワーヨガ」のポーズを紹介したいと思います。お楽しみに!!


さて、香港は明朝13℃と寒いので、暖かくしてくださいね!


↓年末年始のシャウチャにこだわりのお掃除グッズ!


「ニューヨークにいきたい病」にかかったら聴きたい定番7曲。

f:id:yumcha-boo:20191205033854j:plain

ニューヨークにいきたい

ダメだ、またこの病気になってきた。

寒くなるとニューヨークに行かなければいけない気がしてくる。秋のセントラルパークをトレンチコート着て恋人と腕を組んで、片方の手にはスタバのカプチーノ。向かいから来る犬を「かわいい」とか言いながら、落ち葉をパチパチ踏みながら歩かなきゃいけない気になってくる。

今観てるAppleのOriginal Drama「The Morning Show」がニューヨークを舞台にしているからか?いや、もしくはウィノナライダー主演の昔の映画「Autumn in New York」のせいか?

とにかく昔からよく、突然ニューヨークに行きたくなることがある。なんでそんなに行きたいのかあれこれ要素がありすぎて説明できないけど、なんていうか、街の一部になってみたいのだ。

  • ジャズバンドの演奏にどっぷり浸りたい。(飲みながら)
  • 美術館めぐりをしたい。
  • NY発のJivamukti Yoga でクラスを受けたい。
  • ジョンレノンの最後の場所、ダコタハウスに行って献花したい
  • セントラルパークでトレンチコート着てベンチに座ってコーヒー飲みながら読書したい(茘枝角公園じゃダメ)
  • タイムズスクエアのクリスマスツリーを見てみたい(銅鑼湾のタイムズスクエアじゃダメ)


どれもこれもたいしたことではないのだけど、ニューヨークに夢を叶えるためにやってきた人と一緒の空気を吸ってみたいのかもしれない。
ニューヨーク。いつかは行ってみたいけど、今はちょっと明日の子供たちのお弁当とか、英検の申し込みとかあるからいけないし(うん?)とにかく今すぐは無理なので、ニューヨークにちなんだ音楽を聴きながらこの気持ちをしのいでみようと思う。


「Theme from New York, New York」Frank Sinatra(1977)

とりあえず、ニューヨークといったらフランク・シナトラ。しなちくじゃなくてシナトラ。シナトラといえば「My Way」がお馴染み。こちらの動画は1985年の武道館ライブ。目をつぶって聴いてると加山雄三に聴こえてくる。そして武道館なのに「キヨゥトー!!」って叫んでるのは気のせい?


「Walk on the wild side」Lou Reed(1972)

ルーリードを語ると長くなるので端折るが、アンディーウォーホルにスカウトされてバンドデビューしてソロに。のちにU2などさまざまなアーティストに影響を与える。生き様があまりにロック。声が渋くて唯一無二。ブルックリン出身。


「Englishman in New York」Sting (1984)

私が初めて買ったCDは1970年代後半から1980年代前半に活躍したイギリスのバンド「The Police」の「Ghost in the machine」だった。中2の頃にはバンドは解散したがちょうどその頃、ボーカルのスティングがソロアルバム「Nothing like the Sun」をリリース。そこに収録されているのがこの曲。ニューヨークにいるイギリス人が「自分の英語の訛りでわかるだろう?僕はエイリアンだ、法的に認められたエイリアンだ。」と歌う。笑われようが、バカにされようが、自分を貫け!(Be yourself no matter what they say)という歌詞がぐっと心に響く。この曲からはニューヨークのイメージがよそ者には冷たい感じがする。スティングの書く歌詞は社会を風刺したものが多い。


「New York State of Mind」Billy Joel (1976)

母の勧めで小学生の時に初めて聴いた時には衝撃が走った。なんてカッコいいんだろうって。香港のライブにも行った。ちなみにビリージョエルまだ生きている(こら)
これはだいぶ若かりし頃の映像。都会暮らしに疲れて一度はニューヨークを離れたけど、やっぱり都会にもまれながら生きる感覚が恋しい・・・という「俺って、ふっ・・」な感じの曲。タバコふかしながらピアノ弾き語りかぁ。しぶー。


「New York City」Norah Jones

ノラジョーンズが、インドの伝統楽器シタール奏者「ラヴィ・シャンカール」の娘だと知った時、彼女の音楽センスに合点がいった。声も雰囲気も魅力的。ブルックリン出身。


「(邦)New York City Serenade」Christopher Cross(1981)

これも母が大ファンのクリストファー・クロスの曲。小学校の時こればっかり聴かされていた。カラオケ+和訳入り。


「Empire State of Mind」Alicia Keys

2016年タイムズスクエアでJay-Zとコラボの動画。アリシア姐さんも香港で聴いた。Jay-Z登場で湧き上がる。ところで姐さんたら化粧はどこに置いてきたんだろう… (Vogue online の情報によると2016年にノーメイク宣言をしているらしい。)



聴けば聴くほど、どつぼだ・・・そう、フランクシナトラの歌詞にあるみたいに「I want to be a part of it, New York, New York」なの。ただそこに溶け込んでみたい。いつかいけたらいいな。


お付き合いありがとうございます。
はあ、香港寒い😵




香港土産の定番!Lucullus(龍島)2019 Advent calendar はまだ間に合う!

クリスマスは3割くらいの盛り上がり…

イベント大大大好きな香港人も、クリスマスはこのデモの影響でなんとなく自粛ムード。こないだの中秋節の月餅イベントも、去年までは自分自身が月餅になるんじゃないかくらい(お腹を空かせた子供たちに、自分の頭をちぎってあげるアノ感じね…ほらお食べ。)月餅食べまくったけど、今年はあんまり記憶ない。まあ、美心グループは月餅どころじゃなかったしね。口は災いの元。


街では70%引き!なんてセールをしても人が寄り付かない。偶然セールをみつけても購買意欲がわかない。レストランの予約も全然埋まらないようで、新世紀廣場(MOKO)の北京樓なんて、いつも予約で一杯なのに電話したら「もう…いつ、何時に来てもいいよ…」と自虐気味に言われた。香港経済大打撃中!


私の大好きな九龍塘の又一城(フェスティバルウォーク)のショッピングモールも先日のデモ隊の襲撃で大破し、まだ閉鎖されたまま。モールの中心部、吹き抜けの空間にあった準備中の巨大クリスマスツリー🎄はデモ隊に燃やされて消失した。モールは近々再開する予定と聞いてるけどどうなんだろう。下の娘がツリーの公開、たのしみにしてたのにな。

アガる!ルクルスのアドベントカレンダー

そんな中、1日に知人からいただいたルクルスのチョコレートを開けてみたら、アドベントカレンダーだった。
24日のクリスマスまで、毎日一つ開けると中からチョコやお菓子が出てくる、子供たちわくわくのアイテムだ。


パッケージは香港のバーバービュー。


さて、中を開けると…あら…



香港の名所や名物が、ドアになっています。ちなみに昨日開けたので1〜4日まではこんな感じ。


1日 ペニンシュラホテル(ルクルスのチョコもペニンシュラ系列らしい) x オラフ(←デジャヴ笑)


2日 尖沙咀のアベニュー・オブ・スターズ x トリュフチョコ


3日 香港摩天輪 x ラズベリーが観覧車みたいなチョコ。中にパリパリキャラメル


4日 ピンクドルフィン(絶滅危機!) x ピスタチオチョコクッキー



可愛い…夢中になって開けては食べて。開けては食べて。そうだ、そうだ、香港たくさん良いところあるんだよね。もぐもぐ…なんとなく泣けてくるなあ。一個一個、香港の名所や名物を思い出しながら。危うく5日目を開けそうになってストップ!この勢いで明日にはクリスマスになっちゃうところだった(笑)


良き香港を思い出させてくれるルクルスのアドベントカレンダー。最終日の24日に何が入っているか楽しみ!

まだまだ20日あります。ルクルスはあちこちに店舗があるから(案内が雑・笑)ぜひ自分用、またはデモや何やでお気持ちが沈んでる奥様に買ってあげてくださいませ。喜ばれますよ。


追記
今なら2割引!もう4日過ぎちゃったからね(笑)
あ、ごめんなさいね…いただき物なのに値段見ちって…



ルクルス(龍島) は香港ならではのお店です。
お土産に最適!


http://lucullus.com.hk/big5/default.asp


↓チョコもいいけどこっちもいいね…❤️


【香港デモ ③】荒れる香港。土日のデモがなかなか止まらない!!

なんてかいてあるの?と聞く娘

毎週土曜日は、下の娘をバレエに連れて行く。場所は黄大仙にあるCCDCという総合ダンスセンターだ。







ご覧の通り、スタジオの最寄りの出口はふさがれていた。(先週は再開したけど)壁には黒スプレーで「FUC○ POPO」と。POPOとは婆婆(お母さん・奥さん)という意味だから…まあ、そういう意味。


娘に「ママぁーどう言う意味?」と聞かれたので「ハックションってくしゃみしたらpoo poo(英語でうんち)出ちゃった!」って書いてあるんだよと言ったら、ギャハギャハ大爆笑。ほっ。7歳が知らなくていいことは知らなくていいんだ。本当に、こんな落書きやめて欲しい。


黄大仙は先日の選挙で、区の議員全員が民主に入れ替わり大盛り上がり。土曜はスタジオ近くの広場に黒服に身を包んだデモ隊が大声で叫んでいた。祝賀会だそうで乾杯なんかして、テレビでも大きなニュースになっていた。おめでとう、それはそれで楽しくやってください。
黄大仙は週末になると必ずデモ隊が暴れ、警察が催涙ガスを乱射しまくる。元朗・旺角に次ぐend of the world だ。



壊れたままの信号機。あまりの数に直せないらしい


だからかどうか分からないが、ここを通るとしばらく、目に異物感がある。そしてかゆくなる。どんなに目薬を差してもぬぐえない。催涙ガスの影響は計り知れない。



12/1日曜日は中環(セントラル)で、警察の催涙ガスの使用を止めるようデモが行われた。両親に連れられ、小学生の子供たちの姿もあった。催涙ガスの後遺症が後から問題になっても知らないよ?なんで分かってる事を続けるんかなあ。

「モノには心が無いから壊していいんだ」

と、あるデモ隊の若者がインタビューに答えていた。壊れたものには心がないかもしれないけど、それを見る人の心は壊れていく。そして壊す方も、心が痛いはずだ。

正しいことをするためなら、何をしてもいいのか。催涙ガスをぶちまけて、人を殴って、蹴り飛ばして、壊して、割って、落書きして、火をつけて、ピストルで撃っていいのか。


私はどちらの味方でもないし、土地をお借りして住まわせてもらってるよそ者だから何にも口を挟むべきではないだろう。でも旦那はきちんと税金納めている。電車が止まったり、動かなかったりを心配しながら、それでも毎日頑張って仕事にいってる。


警察の動きや催涙弾の情報がわかるアプリをみれば今どこで衝突が起きているかリアルタイムでわかる


闘病中の義父がテレビのニュースを観ながら「まだやってるのか…」と、つぶやいた。義父は癌治療の為に病院に通っているが、浸會大學の付属病院前の道路ににガレキがばら撒かれ、道路が封鎖され薬を取りに行けなかった事があった。他にも病院に歩いてこれない人はしばらく困ったことだろう。

香港はみんなのものだ

先週民主が勝ったのに、また昨日もデモ隊が暴れ、催涙弾が打たれ、街が荒れた。選挙で勝ったのだから政治の中で、筋道立てて解決したらいいんじゃないかと思うけど、違うの?

香港は香港に住む、みんなのものだ。

自由と正義の為に活動するのは素晴らしい事だけど、破壊と暴力で勝ち得た自由の先に、何があるのだろう。そこにお爺ちゃんやお婆ちゃん、子供たちの笑顔もちゃんとあるのなら良いのだけれど。




ゆっくり歳をとりたいの。

知らないお婆さんが小学校に?

私はボランティアで1学期に1回、日本人小学校で本を読んでいる。(正確には娘2人だから1学期に2回)

先日、他のボランティアのママさんが読み聞かせ中に活動の記録として写真を撮ってくれた。読み聞かせ終了後にLINEでシェアしてもらった写真を見ると、知らないお婆さんが読み聞かせに乱入して、絵本を読んでいる姿が写り込んでいてびっくり!「え?このお婆さんは誰…?」って……


私やないかーーい!!



無意識の自分の写真ほど、リアルでショックなものはない。最近は写真撮りますよー、って構えて撮った写真でも、なんかイマイチだ。でもこれが真実。

みんな、歳をとる。

加齢は遅かれ早かれ皆平等に訪れる現象だから仕方ない。人間が歳をとらないなんてことあるわけない。オードリーヘップバーンも最後はシワシワのお婆さんになった。女子の憧れジェニファーアニストンだって、今やほうれい線くっきりだ。だけど彼女達は内面からにじみ出る輝きがある。若い人にはない、成熟した美しさ。自分もちょっとでも見習って背筋伸ばして生きていけばいい。



アラフィフの星ジェニファー姐さん


限られた時間を大切にしたい

とはいえ、若さを失うのは正直さみしいものだ。そして思い知る。人生ってあっという間なんだなって。そう思うと年老いた両親との時間、旦那さんや娘たちとの時間、1日1日、貴重なんだなあって。自分のお婆さんみたいな写真みながらしみじみ思った。そう思えたのは、衝撃的な写真を撮られて唯一の良いことだったかもしれない。

ほうれい線を無くす「ベロ運動」

香港在住のお友達にメイクアップアーティストの人がいる。彼女は3児の母だけど本当に綺麗だ。以前彼女にほうれい線を目立たなくする方法をとして、内側から舌でほうれい線を押し出すというものを教えてもらったのを思い出した。だから今、いつでもどこでも外で歩きながらでも、ほうれい線を内側からグリグリ舌で押し出している。だからか知らないが、よく向かい側から歩いて来る人と目が合う。ゴリラみたいな顔を晒しながら歩いているからだ。でも必死だからゴリラだろうがマントヒヒだろうがやめないよ。

このままじゃいっこく堂からオファーがくる

ほうれい線はゴルゴ線とかマリオネットラインとも言う。私は腹話術人形の方がしっくりくる。
ウーンどうしよう。このままではいっこく堂から一緒に仕事しないかってスカウトされてしまうんじゃないか?「私腹話術人形じゃないんですよ、実はこれ、ほうれい線なんですよ!」って、説明しなくちゃいけないじゃないか。せつない。いや考えようによればちょっと面白いかな。「声がー…遅れてー…聴こえてー…くるよー」とか、やっちゃう?…やらないよ…

歳をゆっくり重ねたい

美容整形で、肌にハリを取り戻す方法はいくつもあるが、そうやって得た美しさはやっぱりどこか不自然な気がする。それでもモデルや女優さんみたいに職業柄必要な人もいると思うし、すること自体を否定はしない。でも、ヨガスタジオやスーパーや小学校くらいしか行かない私にはやっぱり無縁だ。
時間の流れに逆らわずにシワは一本一本増え、肌は重力に従って、じわじわとたるんでいくんだろう。

それでも、妻として、母として、1人の女性として…無理して若返るのではなく、ゆっくり、ゆっくり、歳を重ねていけたらなぁと思う。

とりあえず、ゴリラ顔になったり、風船みたいにほっぺを膨らましながら、いっこく堂からスカウトされないよう、なんとか頑張ろうと思う。
でも、シワを気にして笑わないってのはつまらないから、今まで通りギャハギャハ笑うだろうけどね(笑)


長々お付き合いありがとうございます。
また明日。


物ぐさだからこんなの欲しい(笑)


【行け!断捨離隊 ①】ピアノ周り編 未来のAlice Sara Ott誕生なるか?

とりあえずピアノにあやまれ



妖怪名「ものおきがかり」

去年、日本に帰国するお友達からピアノを譲り受けた。娘2人もピアノを習いたいとずっと言っていたので、ありがたく頂戴した。すぐに習いに行かせたかったが、今やっている習い事の兼ね合いで、通うのは少し先にしようとなった。子どもたちはとりあえずバイエルをネットからプリントアウトし、指の置き方などもネットを参考に弾くようになった。ついでに私もYouTubeでピアノの弾き方を見ながら、憧れのサティのジムノペディを練習して、最初の「ズンチャーン♫ズンチャーン♫」が弾けるようになった…(長年の夢だった!)

「ちょっとだけ」が命取りに

「ピアノの上には何も置くべからず令」を出して、暫くはスッキリ綺麗に保てていた。しかし、いつからだろうか、ピアノの上に「ちょっとだけ」と言いながらモノを置くようになってしまったのは…



ピアノの上ではレゴたちの婚活パーリィーが繰り広げられていた。シングルマザーが赤ちゃん連れで参戦中(応援したい!)、ロマンスグレーのおじさま(素敵)、赤いバンダナの海賊は早々に酔いつぶれ(たぶん酒で勢いつけたかったんだろう)の姿が見受けられる。


さあ、そこからはもう、あれよあれよと言う間にものおき状態に。子どもたちがピアノを弾きたくても、荷物をいちいちどかさなければならず、そのうちどかすのが面倒になり、ピアノを開かなくなった。

さて、ここを片付けたらどんないいことあるだろう?

ピアノに触れる中で、娘がいつか才能に目覚め、将来サラ・アリス・オットのような世界的ピアニストになる。と仮定しよう。(しばし動画を御覧ください。)

はぁはぁ、か、可愛い……あ、いけね片付けるんだった。

うっとり聴き入ってる場合じゃない。これが娘の将来の姿だとしたら、ピアノがこんな状況では娘たちがピアニストになるきっかけを失うどころか、未来の敏腕ステージママ・ブーとしての道が閉ざされてしまうではないか。宝の持ち腐れはいますぐやめて、娘たちがいつでもピアノに触れられる状況を作ってあげなければ。

  • 所要時間 ... 約1.5時間
  • ゴミ袋数 ... 2/3袋
  • 主に捨てたもの ... 学校の書類
  • 苦労したポイント

メトロノームと頂き物のオルゴールはそのままに。美女と野獣のぬいぐるみやイーブィはぬいぐるみ入れにしまい、レゴはレゴ箱に。(ここはぬいぐるみ・おもちゃの回で見直す。)そこにあった娘たちの答案や宿題、描いた絵は最高の一枚を選んであとは全捨て。
うっうっ…母ちゃんみんなの書いた(描いた)全てが惜しかった。心を鬼にして捨てたよ。

さて、結果は…


綺麗になったもんだから自分🐽も写り込んじゃった。


とりあえず今回は、比較的とりかかりやすいピアノ周りをやりました。うちの中、まだまだすごいよ…こんなもんじゃないぜ!(開き直りすごい)

早速、学校から帰ってきたら子どもたち喜んでピアノ弾いてました。うんうんよかった。頑張れよ…キラリ…(涙)


ちなみにアリス・サラ・オット。今ツアー中で、なんとこの世の終わりみたいなこの香港に来てくれた…🥺コンサート中止かと思って諦めていたので、チケットを買いもせず…でもその前の中国・広州からずっとインスタで追っていた。

来てくれてありがとう!!会いたかったな。


先週の選挙で民主が圧勝したので、今週は大規模なデモも無かった。このまま文化活動をゆっくり楽しめるような香港になりますように…!!来月はいよいよ、香港バレエの「くるみ割り人形」!


はい、最後までありがとうございました。
また一段と寒くなりましたね。風邪に気をつけて!