【香港デモ ③】荒れる香港。土日のデモがなかなか止まらない!!
なんてかいてあるの?と聞く娘
毎週土曜日は、下の娘をバレエに連れて行く。場所は黄大仙にあるCCDCという総合ダンスセンターだ。
ご覧の通り、スタジオの最寄りの出口はふさがれていた。(先週は再開したけど)壁には黒スプレーで「FUC○ POPO」と。POPOとは婆婆(お母さん・奥さん)という意味だから…まあ、そういう意味。
娘に「ママぁーどう言う意味?」と聞かれたので「ハックションってくしゃみしたらpoo poo(英語でうんち)出ちゃった!」って書いてあるんだよと言ったら、ギャハギャハ大爆笑。ほっ。7歳が知らなくていいことは知らなくていいんだ。本当に、こんな落書きやめて欲しい。
黄大仙は先日の選挙で、区の議員全員が民主に入れ替わり大盛り上がり。土曜はスタジオ近くの広場に黒服に身を包んだデモ隊が大声で叫んでいた。祝賀会だそうで乾杯なんかして、テレビでも大きなニュースになっていた。おめでとう、それはそれで楽しくやってください。
黄大仙は週末になると必ずデモ隊が暴れ、警察が催涙ガスを乱射しまくる。元朗・旺角に次ぐend of the world だ。
だからかどうか分からないが、ここを通るとしばらく、目に異物感がある。そしてかゆくなる。どんなに目薬を差してもぬぐえない。催涙ガスの影響は計り知れない。
12/1日曜日は中環(セントラル)で、警察の催涙ガスの使用を止めるようデモが行われた。両親に連れられ、小学生の子供たちの姿もあった。催涙ガスの後遺症が後から問題になっても知らないよ?なんで分かってる事を続けるんかなあ。
「モノには心が無いから壊していいんだ」
と、あるデモ隊の若者がインタビューに答えていた。壊れたものには心がないかもしれないけど、それを見る人の心は壊れていく。そして壊す方も、心が痛いはずだ。
正しいことをするためなら、何をしてもいいのか。催涙ガスをぶちまけて、人を殴って、蹴り飛ばして、壊して、割って、落書きして、火をつけて、ピストルで撃っていいのか。
私はどちらの味方でもないし、土地をお借りして住まわせてもらってるよそ者だから何にも口を挟むべきではないだろう。でも旦那はきちんと税金納めている。電車が止まったり、動かなかったりを心配しながら、それでも毎日頑張って仕事にいってる。
警察の動きや催涙弾の情報がわかるアプリをみれば今どこで衝突が起きているかリアルタイムでわかる
闘病中の義父がテレビのニュースを観ながら「まだやってるのか…」と、つぶやいた。義父は癌治療の為に病院に通っているが、浸會大學の付属病院前の道路ににガレキがばら撒かれ、道路が封鎖され薬を取りに行けなかった事があった。他にも病院に歩いてこれない人はしばらく困ったことだろう。