飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

「自己肯定感」が無ければ、今の自分を「肯定」してみよう。

おはようございます。ブーです!


香港は朝からスモッグがかってモヤモヤ。せめてブルーな月曜日くらいスカッと晴れてくれたらいいのになあと思う。でも本当は雲の上は常に晴れてる。

時々雲の隙間から太陽がチラっとでてきて太陽の存在を思い出す。そうだった、太陽はいつもそこにあるんだ。

「You’re absolutely perfect!」


ヨガでは、大抵クラスの前に短い瞑想をする。急ぎ足でスタジオに着き、着替えて滑り込みセーフでマットに飛び乗る場合は特にこの瞑想タイムがありがたい。ゆっくりと呼吸を整えると心拍も、気持ちも落ち着く。呼吸を深めていく事によって、心や身体に新しいものをとりこむスペースができてくる。

ある日のクラス。瞑想中に先生が私たち生徒に向かってこんな事を言った。「あなたは既に全部持ってる。足りないものなんてない。何モノかになろうとしなくていい。あなたはもうそのままで完璧だから。」と。


言葉がグサーっと刺さった。
そして、ぶわあっときた。


私たちは毎日、何かに追われているように生きている。あれをしなくちゃ、これをしなくちゃとスケジュールに追われている。あんな風に成功したい、こんな自分になりたい、自分にはこれが足りない、認められたい…と自分をプッシュする。


でも、先生に言われて気づいた。目標に向かって自分を奮い立たせるのは良いことだけど、今の自分を認めなかったり、ダメだと否定することは違うんだと。

自分はこの複雑な世の中でよく頑張って生きてる。それだけでも十分すごいことだ。もっと自分を褒めてあげるべきなんだと。


「自己肯定感」という言葉がすでにツライ


何モノかになる必要なんてない、今の自分はすでに完璧で素晴らしいんだ。それに気づけたらもう少し楽になるんだけれど…うつになりがちな真面目人間にとってはそれがなかなか難しい。

それを「自己肯定感」って呼ぶんだろうけど、わたしはこの言葉があまり好きではない。

なぜなら私自身うつ病をわずらった時、藁をもつかむ気持ちで自己肯定感関係の本を読んだが、読めば読むほど、幼い時に自己肯定感がつちかわれなかった事が致命的にマズく、今自己肯定感が低い自分が、まるでダメと言われているような気になってしまい、ますます落ち込んだ経験があるからだ。もちろん本には"あなたはダメ"なんて書いてない。でも真面目な人間にはそう読めるのだ。そんな風に感じてる人は、きっと私の他にもいるはずだ。


「自己肯定感」を持ってないとダメなの?


でも自己肯定感が低いからといって嘆くことはない。冒頭のヨガの先生のように「あなたはもう頑張らなくていい。そのままで完璧だよ。」という、気持ちのこもった力強い一言だけでも、自分の頭の中の負のスパイラルから抜け出すことができるからだ。

しかし、自分がつらい時にタイミングよく「あなたは完璧で素晴らしい」と言ってくれる人が果たしているだろうか?…いるわけがない。家族だってなかなか気づかないものだ。励まして欲しいタイミングなんて、自分にしかわからない。だから「自分はこのままで十分素晴らしい。」と自分で自分をその都度その都度、励まし、讃えていけばいいのだ。


自分を肯定する「セルフハグ」のすすめ。


「はあ、もう自分はダメだ」と思った時。自分で自分を両手でギュッと抱きしめたら、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。深呼吸を繰り返す。自分の肺が息を吸って膨らんで、吐いて小さくなるのを感じよう。そっと、トントンと手で肩を叩いてもいい。
小さい時お母さんがやってくれたように。お父さんでも、きょうだいでも、お婆ちゃんでも。誰かに守られて安心した記憶をたどって。ハグされて安心感を感じない人はいないはず。だって誰でもお母さんのお腹にいた時は、ギュッと守られていたのだから。そして「ダメじゃない、よくやってるよ、えらいよ、大丈夫だよ、ゆっくりいこう…」自分が欲しい言葉をどんどん自分に対して言う。(※ハグがやりにくかったら胸にそっと両手を添えるだけでもOK!)

そうして、安心感や、安堵感を十分味わっていくうちに、なんだか希望が湧いてくる。大丈夫かも、と思えてくる。そう、それが自己肯定感の代わり!

そうして、また、自分の人生をさらに彩る挑戦や目標に向かってまた一歩を踏み出していけばいい。


インスタント「自己肯定感」を繰り返す


いつでも自分は自分の一番の味方。そう考えることができたら、たとえ「自己肯定感」がなくても、先程のセルフハグをすれば「インスタント自己肯定感」を感じていける。常にやり続けていけば、脳に「良い癖」がついて、必要以上に自分を卑下したり悲観することもなくなるかもしれない。結局それが「自己肯定感」を育てることに繋がるのだ。


誰もがそれぞれ持っている唯一無二の良さや無限の可能性が、暗雲立ち込め、全く見えなくなる時もある。でも、どんなに隠れちゃっても、それは常に自分の中にちゃんとある。太陽が雲に覆われていても、雲の上にちゃんと存在するように。


そこに向かって、大丈夫、大丈夫ってね。


ほら、大丈夫だ!



今週もそれぞれの場所で
それぞれのいい毎日を
健やかに過ごしていけたらいいですね。