飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

【グランメゾン東京 ④】いよいよあと2話で終わり。寂しかー


年の瀬ですね。ブーです。

しばらく風邪をこじらせています。風邪からの気管支炎は私のお決まりコースです。おかげで、ヨガニモイケズ、娘達ノ小学校ノ個別懇談会ニモイケズ、クリパニモイケズ、まさに真のデクノボウな状態でした。(賢治風)予定が何一つやれなかった1週間。健康って大事ですね。

さて今晩、ドラマ「グランメゾン東京」第9話が放送され、残すところあと2話となってしまいました。ノロウィルスとか、どこまで災難が起きるんだと言うくらい、大変な回でした…

演出が古くて、演技が古くて、音楽もお決まりの三拍子揃った、私にとってどストライクなドラマ。単純最高!!あと2話で終わっちゃうのが残念です。

グランメゾン東京ってどんな話?

主人公の尾花夏樹はパリに2つ星レストラン店をもつカリスマフレンチシェフ。しかしパリ首脳会議の会食の席で、アレルギー食材混入事件を起こしただけでなく、犯人がレストランにいるのではないかと疑われたことに腹を立て暴力を働き、失踪します。取り残された尾花の店のスタッフ・シェフの京野(沢村一樹)、相沢(及川光博)、平古(玉森裕太)は日本に帰り、それぞれの人生の再スタートをきります。
事件から3年後、フランスでミシュランの3つ星を取るために一流レストランの面接に来た早見倫子(鈴木京香)と尾花が偶然に出会います。夢を失った2人が出会い、その2人が再び夢を叶えるために、東京でレストランを開き3ッ星を目指すストーリー。

口が悪くてぶっきらぼうな性格故に仲間からは誤解されたまま、最初は罵倒されたり、無視されたり、挙句に日本の恥呼ばわりまでされていましたが、料理に対して真正直に向き合う姿は周りの人々の心と誤解を少しずつ溶かし、忘れていた何かを尾花から学んでいきます。そして尾花自身も周りの仲間から沢山の事を学んでいきます。職人気質で、自分しか信じられなかった尾花も仲間を信頼し人間らしく変わっていくんです。これがまたいい。

このドラマでは悪役はとことん悪役で、ライバルの2つ星レストランのgakuのオーナー、江頭はどんな卑怯な手を使ってでもGRAND MAISON TOKYO
(GMT)を陥れようとします。お金を出してGMTのレシピを手に入れたり、悪評をばらまいたり、審査員の票を金で買ったり、スパイを送り込んで大事な時に姿を消して店を困らせたり…まあ、これが、顔も演技も時代劇の悪代官にしか見えないいやらしさ!

しかしgakuのシェフ丹後(尾上菊之助)は変な小細工をせずに正々堂々と勝ちたい、また以前尾花の弟子だった平古も尾花を超えたいと、汚いオーナーのやり方に賛同せずに、ただひたすら真剣に料理に情熱を注ぎます。

平成っ子が「ど根性の昭和人間」に学ぶ

このドラマでは、脇役の成長もしっかり描かれています。天才少女パティシエの松井(吉谷彩子)は「料理は才能が全て。どんなに努力したってダメな人はダメ。」と尾花に言い切りますが、尾花たちの料理への真摯な姿を目の当たりにして、最後には自分の浅はかさを反省し、泣いて謝りGMTに仲間入りします。
また、GMT立ち上げの時に下っ端として雇われた、料理ど素人の芹田(寛一郎)は、尾花がなかなか認めてくれない事に苛立ち、ある日ついにGMTをやめ、gakuに大切なレシピを渡してしまいます。でも尾花の料理に対する姿勢や、自分の甘さや傲慢さに気づき、またGMTに戻ってきます。そして食材を触らせてもらえなかった芹田は、尾花に認められ、鰆(さわら)の仕込みをやらせてもらえるまでに。今時の若い子が、昭和のおじさん・おばさんに感化されて根性出す姿は、何かスポ根ドラマでも観てるような錯覚を起こします。


9話で後輩が来て、先輩面してる芹田くん


善悪はっきり、大人の王道・青春ドラマ。子どもと観ていて心配なし(←これ大事)いよいよあと2話でおしまいです。3つ星とれるかなー…いや、王道だから必ずハッピーエンドなはず!楽しみです。


ではまた。ボナペティ!!
じゃなくて

ボン・ニュイ!!おやすみなさい。