飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

コロナのせいで、と思うか。コロナのおかげで、と思うか。


朝5時。人がまばらな頃に公園をひたすら歩いている。朝は寒い。手がかじかむ。吐く息は真っ白。樹々の下まで来て、少しだけマスクを外して呼吸をする。日中には嗅げない綺麗な空気が鼻からはいってくる。
 

昼に比べて朝の空気が澄んで綺麗なのは、車の排気ガス等の要因だけでなく、人々の様々な気(プラナ)が出てないからだと、ヨガの先生が教えてくれた。


向かいから人が歩いて来たので、そっとマスクを掛け直す。大変な事になってきたなぁと思う。


ふと見ると、公園内のプレイグラウンドが立ち入り禁止になっていた。ブランコは上まで巻き上げられていた。くるくる廻るジャングルジムも青いビニールシートがかぶせられ、地球儀みたいな姿に。ああ、いよいよ東京都も公園の遊具を本格的に使用禁止にしてきた。



3日前までは乗れた長女の癒しのブランコも、暫しお預け。


確かに、マスクもせずに咳やくしゃみを撒き散らしながら遊具に子供達が群がる光景は、地獄絵図でしかなかった。鼻水をこすったそのばっちいおててでジャングルジムに登ったり、鉄棒にぶら下がったり、ブランコや滑り台にわらわらと群がり、やりたい放題。(でもそれが子供だ)


だから遊具使用禁止の処置は、コロナ拡大を防ぐためには然るべきだと、頭ではわかる。でも、スーパーの買い出しにもついて行けない子ども。家の前でなわとびをするだけしか許されない子ども。。そりゃ一日中家にいればストレスもたまるし、喧嘩も絶えない。しまいにはママに悪態ついてくる。


でもママだってつらいのよ。
ママはサンドバッグじゃないのよ。


Stay homeって簡単じゃないねと、私が愚痴をこぼすと、「でも、こんな時だから気がつける、人の優しさとか、当たり前だった事への感謝の気持ちとか…あるよねぇ。」と、母がお茶をすすりながら言った。


確かに、今までは忙しすぎて見逃しがちだった小さな事に、気づく事が最近よくある。それっていい事かもしれない。そう考えるとなんだか少し楽になる。コロナのせいで(こんちくしょ)より、コロナのおかげで(ありがとう)って。


あれ、なんだろうこの唯ならぬ「コロナ制した感。」コロナを見下した感じ(笑)これイイ。


負けるか!



豆乳のパックをたたんだら出てきた「ありがとう」の文字。長女が見つけてほっこりしてた。