飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

子供が習い事に行きたがらない時に親がかける魔法の言葉

「バレエ行きたくない」


3歳からバレエを習っている下の娘。いつかは香港バレエ団のプリマバレリーナになるんだと、雨の日も風の日も、夢に向かって楽くバレエスタジオに通っていました。今年の春にはRADのpre-primaryも受験。一歩一歩夢に近づいていったのでした。

ところが最近7歳を目前にして、どうした訳かバレエの時間前になると突然お腹が痛い・気持ち悪いと言い出すように。みてると、ほぼほぼ精神的なもののよう。だんだん時間も迫ってきて、親の方も焦り出します。「いやいや、さっきまで普通におやつ食べて遊んでたよね?さあ行こ行こ!」と促すも逆効果。しまいには親も強引になり、娘は娘で玄関先で泣きながら大暴れのボイコット。

さあどうする?…今までちっとも悩まなかった事である日突然悩み出す。イエス、That's 子育て。

こんな時の親の心境はきっとこんな感じでしょう。

  • あんなに楽しくやってたのになぜ?
  • 自分からやりたいって言ったのになぜ?
  • 高いお金払ってるのに、困るなぁ。
  • 習い事してる間に○○したかったのに。(←それな)

疑問から困惑、そして苛立ち。分かります。分かりますよ…そして迫り来る時間。なんとかして連れて行かなければ、ムキーッ!!


その時、これ言っちゃ「ダメ、ゼッタイ!」


もうすでにこの時点で、親と子の温度差があるのに、更にその差を開く暗黒魔法の言葉があります。さあ、杖の準備はよろしくて?


ダメ!何が何でも行きなさい!


これを言って「はいそうですか」とバレエに行けた試しがありません。もう完全にアウトです。


なぜ、行きたくないかを考えてみる


娘はバレエを始めたのが3歳で、物心がついたかつかないかくらいの時でした。たまたま家の近くに、可愛らしいピンクのチュチュを子供に着せバレエを教えてくれるローカルのバレエスタジオがあり、娘はそのチュチュの憧れからか「やってみたい!」と私に懇願。3歳児のうるうる✨目に負け、トライアルを経て、正式に習うことに。6歳過ぎまで楽しく通っていました。それなのに、急に行きたくなくなった。なぜ?


行きたくない理由はきっと下の中にあります。幼ければ幼いほど、理由が言えなかったり、自分でも分からなかったりします。時間は気になりますが、急がば回れで、一旦落ち着いて、深く呼吸をして、話を聞いてあげましょう。

  • 興味がなくなった
  • 本当に具合が悪い・疲れている
  • 嫌な事・心配事がある
  • 今、他にやりたいことがある(遊びたい)
  • 上達しないからつまらない

etc...

やる気になる魔法をかける


では理由がわかったところで、それにどう対処するか考えてみたいと思います。


興味がなくなった

これは本心かどうかをしっかり見抜く必要があります。特に物心がつかない時に始めた習い事は、ある程度大きくなったら、本人としっかり今後について再度話し合う必要がでてくると思います。ピアノやバイオリンを既に買ってしまったから今更やめられたら困る、とかもうレッスン料を払ったからもったいない…という親の立場の気持ちは一度封印した方が良いかもしれません。一旦辞めても、また改めて始めるパターンもありますし…まずは誰のための習い事かを忘れずに、子供の気持ちに寄り添ってあげたいですね。


本当に具合が悪い・疲れてる

休みましょう(笑)無理して行かせて体調を悪化させたり、他の子に病気をうつしてしまうより、よっぽど建設的です。
また、子供は学校に行くだけで、思ってるよりも緊張し、心身ともに疲れています。次に楽しく行くために、ゆっくりする日があってもいいのでは?習い事休んだら死んでしまうという訳じゃないですから。


嫌な事・心配事がある

うちの娘はこれでした。最初はお腹痛い・気持ち悪いの一点張り。精神的なものだと分かっていたので、焦る心を落ち着かせ…目線を娘にしっかり合わせ「どうして行きたくないかを、ちゃんと話してごらん」と何回か優しく話しかけると、娘はやっと口を開いて「レッスンが長いからトイレが心配で」と話してくれました。
実は9月からカリキュラムが変わり、1回の練習時間が1時間から1時間半に延びました。それが彼女にはつらかったようです。トイレに行きたいというのが恥ずかしくて、何度か我慢し、それが心配のもとになっていたのでした。
それを私から先生に伝えようか?と言うと「もう大丈夫。自分で言える。」といいました。どうやら私に話しただけで、娘は安心し、気が済んだようでした。忙しくても、時間をかけてじっくり子供の話すことに耳を傾けてあげるって大切なんだなぁと、反省しました。


今やりたいことがある(遊びたい)
上達しないからつまらない

この場合は、スペシャルな魔法があります。私は娘にこうよくいいます。娘の両肩に手を置き、娘より下から目線で真剣に…


「あなたは、スター⭐️なのよ」

えーそんな芝居染みたこと恥ずかしい、と言わず、真剣な表情で言うんです。スターじゃなくて、ヒーローでも。子供がわかる「素敵なモノ」に子供を例えてください。でも「天才」とか「カリスマ」とかは無し。努力したらなれるものに。嘘ではないです。子供の奥底には本当に無限の可能性が秘められているのですから。

前述しましたが、娘は香港バレエに入りたいという夢があります。たまたま香港バレエに知り合いがおり、彼の公演を何度も観に行くうちに、自然とそんな夢をもつようになったのです。でも現実のレッスンは基本的な動作の繰り返し。派手な衣装も舞台セットもオーケストラの音楽もありません。モチベーションもだだ下がりになってきます。でも、その度に先ほどの魔法の言葉を注入するのです。「あんな素敵な舞台に立つ人でも、あなたの歳の頃には、あなたと同じように、頑張って頑張って頑張って練習したんだよ。だから今はまだ素敵な衣装を着て舞台に立つことはできないけど、こうやってスタジオに来て、未来の姿を思い浮かべて練習してるあなたはもう、既にスターなんだよ。」



(魔法をかけたら、ほらこの通り!)


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ちょっとしたキッカケで、気持ちのスイッチって入れ替わります。それは大人も子供も同じですよね。

どんな時も、自分はスペシャルなスターなんだ、と、常に自分で自分を励ましていけたら最高です。

最後までありがとうございました😊