飲茶のくにのブー

幸せってなんだを考えすぎずに考える雑記ブログ

ヨガが上達するいちばんの秘訣

大好きな先生がいなくなるー!

私はヨガを16年間、香港のピュアヨガで習っています。子供を2人産んでからは、ちょこちょことティーチャーズトレーニングを受けて「通常クラス」「マタニティヨガ」「メンタルヘルスヨガ」の資格を取得しました。今も毎日ヨガの修行をしてます。いつか香港で教えるのが夢です!

さて、香港最大のヨガスタジオ、ピュアヨガStarstreet(星街)店で教えている、プリシラ先生が香港を離れ、台湾・高雄で自分のスタジオをオープンすると聞いてから早3週間。

湾仔・星街スタジオまで、プリシラのクラスを求めて通いつめました…九龍から、海を越えて。私この先生、大好きだったんです。だから本当に、ショック。大ショック。


(星街スタジオの向かいのカフェ)

なぜプリシラが好きか。それは知識が豊富で教え方がうまいから。でもそれより何より「一緒にいるだけでほんわかと、家族みたいな温かい気持ちになれるから」です。

ヨガの先生に何を求めるか。

「ひとがら」

私なら、それに尽きます。だからプリシラは最高のヨガティーチャーでした。彼女のVinyasa やAshtanga のクラスはキツイ時もあるけれど、生徒がやりがちなあるあるミスを丁寧にデモンストレーションしてくれるし、その人の弱いところをアジャストしてくれる。厳しさの中に優しさや思いやりが詰まってる。


言葉選びのセンスも抜群で、座ってバタフライポーズの足を、ググッと前に持ってきて、足でひし形を作る時

「みんなのダイヤモンド小さいなあ。18カラットくらいにして!あれ、18カラットってどのくらいだっけ?」なんて言ってた。

これがダイヤかぁ。と、自分の脚を眺めながら嬉しくなる。(18カラットってどんな大きさだ…てか、先生も知らないんかい)とツッコミながら自分の脚ダイヤの中に、顔をうずめて。見栄も虚栄もない、素のままで可愛い先生。

香港のデモは日に日に悪化…

毎週末になると町中が戦地となる香港。星街スタジオも週末のデモの度にクローズを余儀なくされたり、クラスを開いても人が集まらなかったり(デモで運休や駅がクローズ)しました。もしかしてプリシラが香港を離れる理由のひとつになったのかもしれません。悲しい。みんな香港去っていく。

ヨガが上達したかったら

ある日の練習の終わりに、プリシラはこう言いました。「みんな、なんだか今日は疲れてるね。私は2年間、週に6日アシュタンガの練習を続けたことがあったけど、疲れてヨガに嫌気がさしたことがある。ヨガは、キツイほどいいってわけじゃない。時にはYinとかHathaとか、メディテーションとか体調や気持ちに合わせてクラスを選んで。
がんばらないことも、大切よ。


プリシラからのことばは、頑張りすぎて、時に疲れてしまいがちの私には、ちょっと沁みました。最近wantじゃなくてmustでヨガやってたなあって。

長くヨガをやっていて、そんな気持ちになったことのある方はたくさん居ると思います。

自分を大切に。自分に正直に。時には無理せず休む。休む自分を、許してあげる。

がんばらない。

たぶん死ぬまでヨガを続けると思うから。大好きなヨガを嫌いになりたくないから。そしてもっとヨガを深めたいから。

まず尊敬できる「先生」をみつけよう。

尊敬する先生に出会えたことは幸せだと思います。師匠がいる人生って、ブレない。もしブレたとしても、ちゃんと軌道修正ができます。

そんなヨガティーチャーに巡り会うことが、自分のプラクティスを更に深める近道かもしれません。
そして私もそんな先生にいつかなりたい。


お付き合いありがとうございます。
皆さんもたのしいヨガライフを!!



ナマステ🐽